初めての墓石を購入するとき知っておきたい事
墓石とは
御盆やお彼岸にお墓参るをする機会があります。
その時には、あまり気にも留めていなかった墓石も、いざ自分が購入するとなるとどうしてよいか悩んでしまいます。
墓石は、墓のしるしとして建てられた石材製品で、死者の戒名や姓名、没年を刻む場合が多いです。
昔は墓のしるしとして木を使用していた事もありましたが、木は腐食してしまうため、腐食しない石を使用するようになったと言われています。
今よく見かける三段の墓石は江戸時代に完成したとされています。
また、武士の身分によって石塔婆が設置されるようになり、これが卒塔婆の原型になったようです。
墓石を購入するための準備
実家には墓があるので墓石を購入することはないと思っていても、遠方にあったり、納骨のスペースが無いなどの理由で購入しなければいけない状況になる事もあります。
何度も墓石を購入するという経験はしないものです。
どこで購入すればよいか悩んでしまいます。
まず、墓地の確保が必要です。
自分の条件に合った墓地を探すために公営墓地や霊園などの資料を集めます。
最近ではネットで検索することもできるので、多忙な人は利用すると良いです。
墓地が決まれば契約です。
契約には住民票などの書類が必要となります。
そして、永代使用料や管理費といった代金を支払います。
墓地の購入が済めばいよいよ墓石の購入です。
墓石の種類
墓石の構成は墓石部分の石碑や納骨棺、花立てなどがあります。
外柵の境界石は墓との境界線というだけでなく、浄土と現世を区別する宗教的にも重要なものです。
この他にも墓地や予算に余裕があれば、灯篭や墓誌、物置台を設置することもあります。
使用する石は8割以上が輸入材でスウェーデンからも輸入しています。
種類は花岡岩や閃緑岩などがあり、耐久性かあり、風化しづらく加工もしやすいと人気です。
値段にも差があり、生産量の少ない石は高額となります。
和墓と洋墓、デザイン墓と大きく分けて3つのタイプがあります。
一般的なのが和型三段墓です。
省スペースで価格を抑えられると人気なのが洋墓です。
墓石には劣化を防ぐ加工が必要です。
例えば、石台の端をアーチ状に仕上げる亀腹や、傾斜を作り水はけを良くする水垂という加工があります。
墓石の費用を考える
墓石の造り、石材、加工などで費用は変わってきます。
価格は当然、石材店によって差があります。
見積もりを請求する前には、具体的な墓石を決めると迷わずに合理的です。
今は、墓石の見積もりを総合的に比較できるサイトがあるので利用します。
価格が適切かどうか数社から請求すると比較ができるから便利です。
一生に一度のあるかないかの買い物ですから、十分に考察することが大切です。